ホーム > つうしんきょうざい

つうしんきょうざい

小学校一年生

あっくんが一歳になるかならないかくらいに、某通信教材を申し込みました。それはもう、日本で知らない人がいないくらい有名な会社の教材です。

しばらくの間はあっくんも楽しく教材をこなしていたのですが、徐々にレベルも上がり、難しくなってくる。昔は「そのうち出来るようになるだろう」と思っていたのですが、四歳の頃に「発達障害である」と言うことがわかってからは、「こりゃ無理だな」と思うようになり、解約を決めました。

しかし、程なくしてその会社から「また始めませんか」という電話が。最初は妻が応対。先方は「うちの教材はお子様のペースで出来るので大丈夫です」とかわけのわからないことを言ってくる。「発達障害なので無理です」と言っても、その「発達障害」がなんのこっちゃかわかってないみたい。

一応その場で断った……ということでオシマイになったかと思ったのですが、後日その会社からまた電話がかかってくる。取ったのは僕。先方の言うことは以前と全く同じ。「引き続き我が社の教材をとってくれ」。もういいかげん嫌気がさして、長々と「発達障害とは何であるか」を語り倒してやりましたよ。

その場では担当の方が「大変失礼しました。上の者にも伝えておきます」と言っていたのですが、数日後に届いたダイレクトメールは、どう考えても伝えていないことの証。「まぁそのうち来なくなるだろう」と思ったのですが、運悪くものの見事に年度末。「まだ間に合う!」「おめでとう一年生!」「今なら特典が!!!」

僕はもう呆れるばかりで放置なのですが、このことで妻はすっかりこの会社のことが嫌いになったようです。確かに子どもを相手にしているのに「世の中には通常学級に進めない発達障害児がいる」ということを考慮しないこの会社の姿勢には問題があるように思います。

と言うわけで……頼みますよ!ベネッセさん!!(←会社名出しちゃった)

※4月7日追記

本日、ベネッセの担当者様よりお詫びのメールが届きました。「大変申し訳ございません」とのこと。同時に、ダイレクトメール停止の詳細な手続き方法も知らせて頂き、すでにそれを済ませましたので、今後ダイレクトメールが届くことは無くなるはずです。良かった!

しかし「我が家に届かなくなりました」だけで終わりにするのではいかにももったいない。出来ればもっと良い方向に変わっていけると良いなぁ、と思っています。具体的には、発達障害児を含めた子ども達一人一人に向き合った上での教材等の展開が出来ると一番良いと思うのですが、それはそれで難しそう。

でも、色々考えて、たくさんの子どもが幸せになる方法を見つけて欲しい、と願っています。ベネッセさん。ぜひとも頑張って下さいね。