2024年12月購入
TourBoxとは?
TourBoxとは多数のクリエイターが愛用している片手デバイスです。キーボードではなくこれを使うことでより効率的に作業を進めることが出来る場合が多いため、世の中にはたくさんの片手デバイスが存在します。そのなかでもこのTourBoxは、多数のクリエイターがプロモーションしている超有名デバイスです。
なぜTourBoxなのか?
僕は今までほとんど片手デバイスを使ってきませんでした。しかし昨年あたりに高性能なiPadを購入して以来「もう少しこれを活用したい」と考えはじめました。その場合、使えるものは限られます。CLIP STUDIO TABMATE2とこれ、TourBox Elite Plusです。
TABMATE2は9,900円から購入可能なCLIP STUDIO PAINT専用のデバイスです。軽くて小さくて取り回しも良く、正直CLIP STUDIO PAINTで使うだけであればこれで十分かもしれません。ただ単に「ボタンを押す」だけでなく「長押しする」等々で機能を割り振ることが出来るため、かなりの機能を呼び出せます。
特にiPadとの相性はとても良く、かなり自由な姿勢で制作が可能です。
ただ、TABMETEはあくまでCLIP STUDIO PAINT専用のデバイス。パソコン、iPad問わずCLIP STUDIO PAINTで使用することは出来ますがProcreateやPhotoshop、Premiere等々で使うことはできません。
そこで浮上したのがTourBox Elite Plus。PC専用だった「TourBox Elite」のiPad対応版になります。
TourBox Elite Plus
何よりも特徴は「クルクル回せる部分が三つある」という部分。これがあることで例えばそれぞれ「ズーム」「画面の回転」「ブラシサイズ」などを割り当てることが可能です。これはTABMATEには難しい。似たような使い方は出来なくも無いですがどうしても操作が煩雑になります。
僕はこれを使って今年の年賀状を描いてみたのですが、キーボードと同等かそれ以上の効率で描けたような気がします。
TourBox Elite Plusに向いていること・向いていないこと
ほとんどの作業においてTourBox Elite Plusは制作に対する頼もしいサポートを約束してくれると考えます。しかし万能というわけではありません。
例えばマンガ制作。作業工程にもよりますが、頻繁にテキスト入力が必要なネーム作業などにおいては、どうしてもキーボードの方が効率が良い。無理矢理キーボードとTourBoxを併用したりもしましたが、マンガの場合そんな頻繁にブラシサイズも変更しませんし「キーボードだけの方が楽だな」と感じました。イラストでは役立つけどマンガだとイマイチ、という印象です。
そしてもう一つはとにかく「重い」ということ。その重さのおかげで安定感ある作業が可能になるというメリットもありますが「iPadと一緒に持ち運ぶ」ということを考えるとなかなか難しい面があります。例えば「カフェでスケッチ」とかの場合どう考えてもTABMATE2の方が使いやすいです。
そんなわけで得手不得手はありますが、総じて良いデバイスだとは思います。今後も使い続けて、落ち着いた頃にカスタマイズしたボタン配置などを公開したいと思います。
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