我が家のMac miniは2013年初頭に購入した物。プロセッサは2.3 GHz Intel Core i7。ストレージはFusion Drive(SSD+HDD)ではない通常のHDDということもあり、さすがに最近遅さを感じるようになってきました。
しかし買い換えようにも2017年5月現在、Appleは全然iMacもMac proも出してくれません。一応『iMacは年内(年末?)、Mac proは来年出すよ』とは言っていますが、遅すぎます。
もうこうなったら家中のマシンを全部Windowsにしてしまおうかとも思ったのですが、それだとせっかくMac用に構築した環境を捨てることになってしまいます。さすがにそれはもったいない。
というわけで色々考えた結果。内蔵HDDをSSDに交換することにしました。
ガタガタな内蔵HDD
Windowsで有名な某ベンチマークソフトのそっくりさんである『AmorphousDiskMark』を使って速度を測ってみた結果がこちらです。これは…やっぱり遅いのではないか?
ベンチマークだけではわかりづらいので、以下に各種起動速度をまとめてみました。
HDDでの起動速度 | |
---|---|
Mac mini起動速度 | 10分19秒 |
Adobe Photoshop起動速度 | 1分5秒25 |
CLIP STUDIO PAINT起動速度 | 36秒6 |
特に、マシンの起動速度が遅すぎる…。Photoshopも1分以上かかるのはやっぱり遅い。これでは使う気が失せてしまいます。
SSDの購入
今回用意したのはCFDの『S6O512NCG2V』。SSDとしてはリーズナブルな512GB2万円以下のエントリーモデルです。これを選んだ理由は「耐久性が向上した」という売り文句を見つけたから。やっぱり長持ちして欲しいですからね。
HDD→SSD交換
Mac mini底面のフタを外すとこんなカンジ。ここまではメモリ交換の時にやったので保障範囲内。
が、お目当てのハードディスクは、ここ!この時点で補償は無くなりますがもう4年たってますし気にしない。トルクスドライバーのT6とT8を使い開けていきます。
あっさり取り外し、HDD本体から必要な部品も外します。左がHDDで右がSSDです。
SSDをこの部品にネジ留めします。
本体にもネジ留めします。意外とうまくハマらずに手こずりましたが、どうにかこうにか固定出来ました。
左側のふたも中央のファンも接続。これで元通りです。
OSの復元
電源つけたら無事起動。これはUSB接続してあるバックアップ用HDDから起動されたっぽいです。
まずは『ディスクユーティリティ』を選びます。
SSDはしっかり認識されていました。ただ、フォーマットされていないため、上部中央の『消去』を選びます。
その後、復元を選びます。
外付けのTime Machine(バックアップ)用HDDを選びます。
中には複数のバックアップが保存されていますが、今回は最新の物を選びました。
そして復元。ケチってUSB2.0接続のHDDにバックアップを取っていたもんだから遅い遅い。300GB程度の容量で3時間近くかかりました。
SSDベンチマークなど
交換後のベンチマークがこちら。書き込みがちょっと遅い気がしますが、HDDに比べれば雲泥の差。満足です。
HDD | SSD | |
---|---|---|
Mac mini起動速度 | 10分19秒 | 2分12秒 |
Adobe Photoshop起動速度 | 1分5秒25 | 15秒53 |
CLIP STUDIO PAINT起動速度 | 36秒6 | 11秒 |
そして各種起動速度はこの通り。本体の起動速度もPhotoshopの起動速度も大幅に改善。それほど遅いと感じていなかったCLIP STUDIO PAINTの起動速度も約1/3になりました。これはすごい。
まとめ
正直ここ半年くらいは起動もスリープからの復帰も異常に遅くなっていたため、ロクに使っていませんでした。しかし今回SSDに交換することで、予想以上の速度改善が見られ、むしろ購入直後よりも快適になったくらい。これであれば次のiMacやMac proが発売されるまで、十分もちます。というか、新しいものが出ても買い換える必要を感じないくらい快適です。
CPUの速度が上がりづらくなっている昨今、こういった部分に気を遣うだけで古いマシンでも十分に使えるということがわかりました。SSD、オススメです。
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