Affinityとは?
Adobeキラーとして話題になることも多くなってきたクリエイティブソフトウェアAffinityシリーズ。ちょっと前にセールだった時に全部買ってみました。
Affinity Photo
Affinity Photoは、Adobe Photoshop的なアプリ。描画系の機能もフィルターなどの画像加工系の機能も一通り揃っています。
さらに驚きなのが、チャンネルをいじれること。RGBだけでなくCMYKで作業も出来るため、印刷用のデータをかなり細かくいじれます。何よりすごいのが、このフル機能がiPadでも使えるということ。現在(2019年12月)、一応AdobeからもiPad版のPhotoshopがリリースされていますが、機能的には中途半端。プロが使えるクオリティには至っていません。しかしAffinity Photoは、iPadだけでもほぼ問題なく作業可能です。これは素晴らしい。iPadで仕事をする場合、CLIP STUDIO PAINTとAffinity Photoがあれば問題ない、と言っても良いかもしれません。
Affinity Designer
Affinity Designerは、Adobe Illustrator的なアプリ。Illustrator的なベクターグラフィックが作成可能です。多彩なグリッド機能なども搭載されており、Illustratorでは難しかったことが簡単に出来たりと、なかなか面白いです。
ただ、トンボをつけて出力は出来るものの日本向けのトンボは付けられなかったりなんだり、まだ足りない部分もちらほら。いや、それでも十分すぎるくらいの機能があるのですが。
Affinity Publisher
Affinity Publisherは、Adobe InDesign的なアプリ。画像や文字をレイアウトして書籍っぽい物を作ることが出来るアプリケーションです。
機能的にはそこその揃っているものの、日本の場合絶対必要とも言える「縦書き」に対応していない……という致命的な弱点があります。この機能が搭載されるまでは購入は見送りで良いかも知れません。
ただ、横書きに限定するのであれば、他のAffinityシリーズとの連携など、かなり便利に使えます。Adobe系よりシームレス。すごい。
まとめ
使い始めて日が浅く、まだ「仕事に大活用」…とはいきませんが、試しに使ってみても良いと思えるくらい使いやすいし高機能です。
Adobeは業界の巨人として確固とした地位を築いており、今後も興味深いアップデートが控えています。ただ「マンガやイラストに活用」ということに限って言えば、必ずしも必要であるとは言えないんじゃないか、という印象です。むしろAffinityくらいの機能の方が迷わず使えるので良いのでは無いかと思ったりもします。
……とかなんとか言いつつ、実際仕事に使ってみたら「やっぱりAdobeが最高だわ!」とか言い始めるかもしれませんが、とりあえずしばらくは使い続けてみたい、と思える良いアプリケーションでした。オススメです。
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