毎度お馴染み学研「まんがでよくわかるシリーズ」、またまた執筆させていただきました。今回は『巻寿司のひみつ』です。『寿司のひみつ』ではなく『“巻”寿司のひみつ』!相変わらず目の付け所が違います。
あらすじ
ツカサとマキは小学5年生。ツカサの家はお寿司屋さんをやっているよ。ある日、ふたりが下校していると、中国から巻寿司(まきずし)作りの修業(しゅぎょう)のためにやってきたリ・ノリとリ・シャリの兄妹(きょうだい)に遭遇(そうぐう)!ノリとシャリの兄妹が修業先を探して困っているのを見かねたツカサは、お寿司屋さんの大将をやっているお父さんに、ふたりに修業をつけてくれるようにお願いするよ。さっそくお父さんか巻寿司の歴史や、巻寿司作りの基本を教わったツカサ、マキ、ノリ、シャリの4人は、日本各地の個性(こせい)ある巻寿司をたずねたり、巻寿司の具材(ぐざい)の工場を見学しに行ったりと、本格的な巻寿司作りの修業をスタート!おいしい巻寿司作りのひみつをみつけていくよ!
(まんがひみつ文庫より引用)
今回のポイントは自覚的に「巻寿司のプロフェッショナル」を目指す青年「ノリ」と、天才的な才能を持ちながらもそれに無自覚な寿司屋の息子「ツカサ」の関係性です。こういう微妙な関係は今まであまり描いてこなかったので、非常に新鮮で面白かったです。もちろん、とりあえず卵焼きが大好きなノリの妹「シャリ」ちゃんもお気に入りのキャラクターです(笑)。
株式会社あじかん様の協力
この本は、巻き寿司の具などを中心とした商品を作られている会社「株式会社あじかん」様の協力で作られました。『アジカン』といっても、消したりリライトしたりしない方の『あじかん』です。皆様、間違えないように!
それはともかく、取材の段階からあじかん様には色々な面でご協力いただきました。〆切り直前に体調を崩してぶっ倒れるという、作家としてアウトな出来事に対しても優しく対応していただきました。その他の面でも本当に助けていただき、頭が上がりません。
残念ながら巻き寿司の具材は業者に向けてしか販売していませんが、ごぼう茶なる、体によさげなお茶はネットで販売しております。せっかくなのでぜひ!
ただいま無料公開中!
2017年7月現在、『巻寿司のひみつ』は『マンガひみつ文庫』内で無料公開中です!本来このマンガは図書館専用書籍であり、街の図書館や小学校の図書室でしか読むことが出来ません。しかし、今なら期間限定(終了時期未定)で公開中!ぜひぜひご覧になってみてください。
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