自閉症の特徴の一つに「コミュニケーション能力の欠如」があります。とにかく、空気が読めません。
先日公園に遊びに行ったとき、すでに回転ジャングルジムでは何人かの子ども達が遊んでいました。
「だいたい同じくらいの年齢」「互いに名前を呼び合っている」等々の様子から、遠目で見ても「あの子達はみんな友達どうしなんだな」と言うことがわかります。
そういう場合、通常であれば「あの子達が遊び終わるのを待ってからジャングルジムで遊ぼう」と考え、別の遊びを選択したりすると思います。が、あっくんの場合は違います。遊びたい!と思ったら一直線。その子達の遊びの輪に、堂々と割り込んでいきます。かといって「一緒に遊ぼう」とも「僕はこれが好きなんだ!」と伝える力はありません。ひとりで好き勝手に遊ぶだけです。
結果、「何この子?」「邪魔だな」と思われる事となります。先日も、一気にジャングルジムの上まで上り英語の歌を歌い始めたあっくんを見て「何歌ってんの?」と冷ややかに言われました…。
出来る限りそういったことにならないよう気をつけていても、やっぱり「好きなものには一直線」のあっくんに言うことを聞かせるのは至難の業。かといって先に遊んでいる子ども達に「この子は自閉症なんだよ」と言ってもわかるはずもありません。せめて親御さんにだけは理解を求めたいところではありますが、近くにいないことだって多いのでそれも難しい…。
「啓発!啓発!」と言ったところでやはり限界があるな、と思いつつ、それでも何かしら考えて、進めていこうと思います。
あっくんが友達と遊べる日は来るのかなぁ。