公園など子ども達がたくさん集まるスペースでは、たまに泣いている子なども見かけます。まいちゃんはそんな子がとても気になるようです。
ハートを渡す
あるとき公園に大道芸人の方が来ていました。その人はたくさんのバルーンを作っており……子ども達が行列を作る。そこに並ぶまいちゃん。「ハートを作って」と言ってピンクのハートのバルーンをもらいました。
それをそのまま持って帰るのかと思いきや、まわりをキョロキョロ。どうしたのかと聞くと「泣いてる子にあげるの」とのこと。
まいちゃんは7歳。まだまだ小さい子供です。でも公園に行くとさらに小さい子供や赤ちゃんがいることもしばしば。そしてそういう子は、ちょっとしたことでぐずったり泣いたりします。
そんな時まいちゃんは「お姉ちゃん心」がくすぐられるようで、泣いている子のことをすごく気にします。今回もハートのバルーンをあげて、そういった子のお世話をしたいと思った模様。
かといって、見回してみてもなかなかそんな子は見つからずしばらくウロウロ。十分ほどでようやく見つかりハートのバルーンをあげました。お母さんからは「いいんですか?」と驚かれましたが「最初から泣いてる子にあげようとしていたので」と伝えたら納得してくれました。
優しさは伝わるか
昨今は色々人付き合いが難しく、僕なんかは絶対他人の子供には触りません。でもまいちゃんはまだそんな考えはないので、大人からするとビックリするような距離感で子供に接します。実際、まいちゃんに近づかれるとビックリしちゃう親子は多いみたい。
それでもそれは100%の善意、優しさなので、どうか伝わってほしいな、と思っています。
今後、さらに大きくなると、もっと人と人との距離感、関係性で悩む場面は増えてくるでしょう。「優しさ」が受け容れられずにガッカリとすることも増えてきそう。
それでもこの気持ちを忘れることなく、優しいまま大きくなってくれると良いな、と思っています。