以前判定していただいてから数年。市の施設において療育手帳更新に向けての再判定をしていただきました。
そして数週間。結果が出ました。１ランクダウン。あー、これはショック。
ただそれもわかります。あっくんは…というか自閉症児は「はじめてのこと」に非常に弱いため、「初めて会う判定してくれる人」も「初めて触れる判定に使う問題」も本当に苦手なのです。わからないわけでは無いんだけど「記憶から逃げていく」感覚。多分小学生が大学の講義を聞いているような感覚に近いんだと思います。
例えば「ここに5つ花があるね。あとから人が来て、2つ植えました。合わせていくつ?」とか聞かれても答えられない。でも端的に「ファイブプラスツーイコール?」と聞けば即座に「セブン！」と帰ってきます。妙に良い発音で。←あっくんは英語が大好きです
特に長文が苦手なのでこれから先再判定のたびにこういう目に合うんだろうなぁ、と思うと憂鬱です。「自閉症の人は、理解力はあるけれど興味が無いから反応しない」ということをわかってもらえるのはいつの日になるのでしょうか。
正直、障害を持っている方々が良い形で社会に参加していく形が、まだ全然見えません。以前も「障害を持っている人に必要なのは目が悪い人に対するメガネのようなものだ」とは言っているんですが、それは具体的に何なんでしょうね。考える日々は続きます。