現在、発達障害啓発週間です。昨年の今頃はそれに合わせて、このサイト「凸凹パズルピース」を公開しました。
それから一年。結局なかなか更新も進まず（スミマセン）。世の中も特に啓発が進んでるとは言えない状況かと思います。
正直、僕自身が大掛かりな啓発活動に懐疑的なのです。世の中には声高に権利を主張できるタイプの人がいますが、僕はどうにもそういうのが苦手で、むしろ「黙っていてくれ」とすら思ってしまう。別に発達障害を持っている人たちを特別扱いせよと言いたいわけではなく「発達障害を持っているとこういう傾向にあるから皆様生暖かく見守っていてくださいネ」とか、その程度。権利の主張というよりは、周知。「啓発」って、それでいいと思うんです。
ただ、それだとなかなか世の中に浸透していかないというのも事実。たまに発達障害に関係するニュースがありますが、それに対するコメントには「ガイジ（障害児）はシネ」とか平気で書いてあったりします。もちろん本気ではなく「自分より弱い人間を見つけて攻撃することで自分の位置が高くなる」と考える人のストレス解消なんだとは思うのですが、それにしたって色々とひどい。障害者を狙って積極的に大量虐殺を行う人間などもおりますし、気が気ではありません。この状態じゃ、まだまだ息子と娘を残して死ぬわけにはいきません。
人間を変えることなんて簡単にはできないけれど、せめて「自分より能力が低い人間は虐待したり殺したりしても良い」という間違った考えは正していきたいなぁ、と思います。それは高低でも上下でもなく「差異」であり、自分と違った存在からは様々な「気付き」が得られる。それにより自分の人生が豊かになる、ということがもっと広く伝われば平和になるのかな、とも思うのだけれど、まだちょっとわかりません。
「そんなことより俺たちの税金が障害者に使われるのが許せない」ってことなのかな。そういう場合は障害者特区でもなんでも作ってその中でどうにかする、とかやりたいですね。財布を分ければ満足なのならそういう制度を作りたい。でもまぁ無理だろうな。
考えはまとまりませんが、そういったいろいろな考えを活かしてマンガなりイラストなりに昇華していけば、そのうちなんとかなるんじゃないか、という淡い期待を抱きつつ今回は筆を置きます。
引き続き、おぎのひとしを、そして凸凹パズルピースをよろしくお願いします。
